2023.9.8 更新
この記事を読むことにより
▶ つわりの乗り切り方
▶ 管理入院準備と過ごし方
▶ 出産後について
が分かります。
私は現在小学3年生になる三つ子と3才差のお兄ちゃん、計4人の子どもを子育て中です。
三つ子妊娠は大変なことが多いと思います。
もしも
▶ 三つ子の妊娠が判明した
▶ 三つ子妊娠のこれからが不安
▶ 三つ子妊娠~出産までの流れが知りたい
▶ 三つ子妊娠の経験談が聞きたい
と思っていたら参考にしてください。
【よく分かる】三つ子ママの妊娠~つわり~管理入院~出産のすべて
三つ子妊娠のつわり
まずはつわりについて見ていきましょう。
つわり いつから~いつまで?
三つ子などの多胎児妊娠の場合、単胎妊娠よりもつわりが強いと言われています。
つわりは急激なホルモンバランスの変化に母体がついていけないため起こるとされています。
多胎児妊娠は単胎にくらべて子宮が早くに2~3倍の大きさになります。
母体の変化がより早く大きい分、つわりも強く表れるのでしょう。
個人差もあると思うので、参考として私の場合を記しておきます。
私は妊娠5~6週頃、まだ妊娠が分かったばかりの時に、もう薄っすら気持ちが悪かったです。
それから次第につわりがひどくなり、吐きづわりが、のべ2か月ほど続きました。
つわり対処法
単胎妊娠と同様、ホルモンバランスが整うようにすごします。
ホルモンバランスが整うとつわりの症状が軽くなります。
▶ サッパリ、スッキリ系の食べられるものを食べる。
*フルーツ
*アイス・ゼリー・ヨーグルト
*梅干し・レモンなど酸っぱいもの など
▶ 水分を取り脱水症状に気をつける
▶ ストレッチ・散歩など軽い運動をする
▶ 体を温める
対処法はズバリ、点滴です!
点滴後、おどろくほどつわりの症状が軽くなりました。
▶ つわりピーク:妊娠8~11週
▶ 点滴回数:3回
▶ 点滴時間:約2時間
▶ 尿検査:ケトン体陽性
私はつわりピーク時、水分も戻し、動くこともできなくなっていました。
こうなった時は迷わず産婦人科で点滴を受けてください。
産婦人科に電話して、症状と点滴を希望する旨を伝えます。
すると直ぐ来るように言われ、病院に到着するとすぐに処置してもらえました。
尿検査の結果、ケトン体が出ていました。
ケトンとはエネルギー源となる食べ物の摂取がなく、代わりに体内の脂肪を分解しエネルギー源とする時に出る物質です。
ケトン体陽性は、妊娠悪阻になっていますので、点滴治療が必要です。
結論からいうと
一般的に妊娠悪阻になると入院を勧められます。
確かに入院して24時間点滴できれば、一番安心だと思います。
ですが、すべての妊婦さんが入院できる環境にある訳ではありません。
私も病院から入院を勧められましたが、上の子のめんどうがあったので入院することはできず、断って帰宅しました。
点滴直後はつわりが軽くなったのですが、1週間くらいすると悪化してきました。
そして再度病院に連絡し、点滴をしてもらいました。
いつまで続くのだろうと不安になりましたが、結局3回目の点滴でつわりが落ち着いてきました。
三つ子妊娠の管理入院
次は管理入院についてみていきましょう。
管理入院は必要?
三つ子妊娠には管理入院は本当に必要なのか?
私は最初そう思っていました。
でも、実際に出産を経験して、下記の理由から今は必要だと思っています。
▶ 三つ子を妊娠しているお腹は重くて下がりやすく、早産になりやすい
▶ 健康な赤ちゃんを産むためになるべくお腹の中で長く育む
▶ 妊娠後期のお腹の大きさ・重さでは日常生活がままならない
▶ 単胎児を出産する3000gに近づいてくるとママの体は出産準備を始め、お腹が張りやすい(前駆陣痛)
一つずつ見ていきましょう。
三つ子妊娠は単胎児の3倍の重さです。
それゆえどうしてもお腹が下がってきてしまいます。
でも日々の生活の中で、自分ではその感覚に気づくことができません。
私もなるべく安静にしていたつもりですが、気づいたら子宮頚管が短くなっていました。
【健康な赤ちゃんを産むためになるべくお腹の中で長く育む】
これは早産による、赤ちゃんの病気や発達上のリスクを避けるためと、NICUの病床を確保するためです。
早産で赤ちゃんを産んだ場合、身体臓器の機能が未熟なためNICU(新生児集中治療室)で養育・治療します。
妊娠週数が短いほど、発育が未熟なため、病気などのリスクが高く、NICUでの治療も長くかかります。
このNICUがいつでも入院できる訳ではなく、満床なことも多くあります。
満床の場合、赤ちゃんの受け入れ先はママとは別の病院になります。
そんなことを避けるためにも、長くお腹の中にいてくれるよう管理入院が必要です。
【妊娠後期のお腹の大きさ・重さでは日常生活がままならない】
中には子宮頚管が短くならず、30週近くまで管理入院にならない人もいます。
その場合でもお腹の大きさと重さが原因で日常生活がしんどくなってくると思います。
家事・食事・トイレ・お風呂・睡眠など、当たり前に出来ていたことが一苦労となります。
そうなってくると、早産傾向になくても管理入院した方が環境が整っていて、お世話してもらえるので安心して過ごすことができます。
【単胎児を出産する3000gに近づいてくるとママの体は出産準備を始め、お腹が張りやすい(前駆陣痛)】
単胎児を出産する時、母体はお腹の重さが3000gに近づくとお産の準備にはいります。
品胎(三つ子)の場合でもお腹が3000gになってくると母体が出産準備を始め、お腹が張りやすくなります。前駆陣痛です。
でもそれは赤ちゃんが3人いるから3000gになっているだけで、1人1人はまだ小さく未熟です。まだ産むには早すぎます。
実際、私も妊娠32週の時に前駆陣痛から本陣痛になりそうでした。
でも管理入院していたから、点滴で抑えることができ出産には至りませんでした。
管理入院はいざという時に必要な処置を直ぐ受けられるので、やはり必要だと思います。
管理入院はいつから~いつまで?
いつから管理入院するのかは、産婦人科や妊娠の経過により変わってきます。
私の通っていた医療センターでは、妊娠20週頃から経腟エコーで子宮頚管を測定し、その長さによって自宅安静・投薬・管理入院と移行していきました。
管理入院は出産してママの退院までになります。
管理入院平均期間
私は妊娠24週の時に子宮頚管が22mm~27mmだったので管理入院することになりました。
管理入院費用
長くかかる管理入院、どれだけの費用がかかるのか不安ですよね。
下記について分かれば不安がなくなると思います。
▶ 多胎児妊娠の管理入院は保険適用の3割負担
▶ 高額療養費制度
▶ 限度額適用認定
順に見ていきましょう。
基本的に多胎児妊娠の管理入院は保険適用の3割負担になります。
ただし、食事代やパジャマ代、差額ベット代(1人~2人部屋の個室使用料)などは保険適用外になります。
保険適用の3割負担になるとはいえ、長期入院になりますので費用は大きくなります。
家計への負担が心配です。そこで支払う医療費が1か月(1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額があとから戻ってくる「高額療養費制度」があります。
上限額は、年齢や所得に応じて定められていますので下記よりご確認ください。
▶ 詳しくはこちら「高額療養費制度を利用される皆さまへ」厚生労働省
申請方法はご加入している医療保険(国民保険・社会保険など)に、高額療養費の支給申請書を提出または郵送することで支給が受けられます。
病院などの領収書の添付を求められる場合もあります。
申請書についてはご加入している医療保険へお問合せください。
「高額療養費制度」を使っても一時的に上限額を超えた分も支払いを立替えなければなりません。
支給までにかかる期間は受診した月から少なくとも3か月程度かかります。
数か月立替え続けるとなるとやはり家計への負担となります。
そこで「限度額適用認定証」とう制度があります。
これは上限額を超える分を窓口で支払う必要がなくなる制度です。
この制度には「認定証」が必要になりますので、事前に加入する医療保険(国民保険・社会保険など)に「限度額適用認定証」の交付を申請してください。
管理入院準備
管理入院にむけてどんな準備をしたらいいのかを見ていきましょう。
管理入院に向けて体制を整えましょう。
▶ 上の子の預け先を整える
▶ パパさんに家事・家電についてメモをまとめる
▶ 限度額適用認定証をもらう
上に兄妹がいる場合は、ご家族などに協力してもらい預け先を整えましょう。
我が家は当時3歳のお兄ちゃんがいたので、平日は私の実家(車で40分程度)に預け、週末は主人と自宅で過ごしていました。
管理入院前に上の子が実家に慣れるよう、遊びに行く回数を増やしました。
ご主人にゴミの日や家電操作、どこに何がある、などをメモしてまとめます。
入院中、パパさんが困らないように最小限の家事について書きます。
前章の「管理入院費用」のところでお伝えした『限度額適用認定証』を入手しておきましょう。
入院期間が長いので、持ち物が多くなります。
財布は小銭と千円札があると自販機、テレビカードを買う際に便利です。
イヤホンはテレビからの距離を考えると3m以上がおすすめです。
24時間の点滴(子宮収縮抑制剤)が始まるので、私服は必要ありませんでした。
マタニティパジャマでなくても超ビッグサイズのTシャツで大丈夫でした。
院内室温が高めの設定なのと、点滴の副作用で体がほてるので、半袖がおすすめです。
体温調節用に極薄カーディガンをたまに使う程度でした。
妊娠後期になるとお腹の大きさと体調で毎日シャワーする体力がありませんでした。
なるべく短くすませたいので、リンスインシャンプーやオールインワンスキンケアなどがおすすめです。
院内は24時間暖かいの空調の為、とても乾燥しています。
お肌や唇はもちろん、寝ている間も乾燥します。
トイレ消臭スプレーは相部屋の場合、あると気まずくなくていいと思います。
給湯室のポットでお湯を沸かせたので、インスタントコーヒーを毎朝飲んでいました。
管理入院中
管理入院がスタートすると、まず24時間の点滴が始まります。
これは子宮収縮を抑制し早産を予防するため「子宮収縮抑制剤」の投与です。
薬剤の量は、個人の経過によって医師が判断します。
副作用として、体のほてり・動悸・吐き気など個人差があります。
NSTモニターで赤ちゃんの心拍を確認するのですが、これがなかなか3人分の心拍をひろえず時間がかかりました。
ずっと同じ態勢もしんどかったです。
あとはほとんど自由時間です。
私は昼寝か、同室の方とおしゃべり・読書・映画・ドラマを見てすごしました。
入院当初は体もまだ元気なので、暇だな~と思う事も多かったのですが、少しするとゆったりとした時間の流れに慣れ、寝ていることが多かったです。
一番暇に感じたのはお昼後~夕方の時間でした。
どうしても暇な時だけ、映画やドラマなどを見ていました。
テレビカードは有料だったので、私は『30日間無料お試し、動画配信サービス』を申し込んでスマホで映画・ドラマなどを見ていました。
有料期間終了前に解約して、『他の無料お試し動画配信サービス』に乗り換えて、費用がかからないようにしていました。
ポケットWiFiは使いませんでしたが、思いっきり見たい!という人は入院前に準備するのもありだと思います。
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三つ子出産
いよいよ出産についてです。
出産週数
三つ子の出産週数は平均して32週前後のようです。
私の病院では三つ子の場合、35週を目標としていました。
でも「管理入院必要?」のところでふれましたが、32週の時に本陣痛につながりそうな微弱陣痛があり、その時はもう産まれる~と本気で思いました。
この後、点滴の量がマックスまで上がり、副作用でだるくて・体に力が入らず、きつかったですが何とか35週を迎えることができました。
赤ちゃんの発育を思うと3週間の差ではありますが、35週までママのお腹の中が望ましいのだと思います。
出産後の赤ちゃん
出産後の赤ちゃんの平均は下記になります。
▶ 出生平均体重はおよそ1700g
▶ NICU退院目安は体重2000g以上
我が家の三つ子は出生体重が1800~1900g。
NICU入院期間は約1か月。
ママ退院
帝王切開のママの退院は出産後7日で、赤ちゃんたちより一足早く退院します。
でも私は上の子がいたので5日で退院させてもらいました。
退院する時の服を主人に持ってきてもらいました。
退院後のママ
退院後は自宅で搾乳・冷凍したものをNICUに届けます。
退院後、ママさんの体力は戻っていないと思いますので、無理のないペースで通う事をお勧めします。
私は上の子がいたため、週1回・1時間弱の滞在でした。
また、入院中に搾乳器を準備して、すぐ使える状態にしておくといいです。
搾乳は一日に何度もあり、時間がかかるため電動式をおすすめします。
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搾乳器の消毒には『電子レンジ用哺乳瓶消毒器』を使っていました。
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まとめ
以上が三つ子妊娠つわり~管理入院~出産までの流れになります。
それぞれのヒントやポイントがこれからの準備の参考になればと思います。
▶つわりの乗り切り方
▶管理入院準備と過ごし方
▶出産後について
体調がいい時に少しずつ準備をして、ぜひかわいい三つ子ちゃんの出産を迎えてほしいと思います!
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