ホーム » 不登校・ホームスクーリング » 【自由に】不登校からホームスクーリングへ。ホームスクールやり方、メリット、デメリット

【自由に】不登校からホームスクーリングへ。ホームスクールやり方、メリット、デメリット

10月 30日 2023年 | 不登校・ホームスクーリング

※このサイトはアフィリエイト広告を利用しています

はれたゆか

この記事ではホームスクリーングのメリット、デメリット、やり方についてお伝えしたいと思います。

 

我が家は行渋り、不登校を経てホームスクリーングを始めました。

現在小学3年生になる三つ子と3才差のお兄ちゃんの4人兄妹です。

4人それぞれ特性があり、パニックや不安、繊細で敏感、などで集団行動を苦手としています。

 

▶ ホームスクーリングって実際どうなの?

▶ ホームスクーリングのメリット、デメリットが知りたい

▶ ホームスクーリングのやり方は?

 

など、日本ではまだあまり広まっていないホームスクーリングを始める前は不安で、なかなか決心がつきませんでした。

ホームスクーリングを検討されている方の参考になったら嬉しです。

 

\\我が家の子どもたちの特性についてはこちら//

【みんなちがっていい】4人兄妹それぞれの特性、不登校やホームスクーリング経緯

 

 

 

【自由に】不登校からホームスクーリングへ。ホームスクールやり方、メリット、デメリット

 

のびのびホームスクーリング

 

我が家は行渋り、不登校、再登校、を経てホームスクーリングを始めることにしました。

実際に始めてみて、もっと早くホームスクールを始めれば良かったと思っています。

きっかけは4人のWISCの結果でした。

4人とも集団を苦手としており、本来もっている力を発揮できず、ストレスとなっていました。

そのせいで自己肯定感が下がるという、負のスパイラルに。

そしてホームスクーリングを始める決心がつきました。

 

ホームスクーリングメリット

 

ホームスクールのメリットから子どもたちはのびのびと学ぶことができ、笑顔が増えました。

そのメリットを一つずつご紹介します。

 

子どもの様子が良く分かる

 

ワクワクホームスクーリング

 

子どもたちの勉強する様子をそばで見ることで分かってくることがたくさんあります。

*どこでつまづくのか

*どんな説明なら分かりやすいのか

*視覚・聴覚どちらの情報が入りやすいのか

*得意・不得意

*好きなこと・嫌いなこと

*集中力の持続時間

 

大まかには把握していましたが、そばにいることで更に詳しく知ることが出来ました。

兄妹と言えど、一人ひとり全てのポイントが異なります。

また、集団の中にいては、これらに応えてあげることができません。

 

はれたゆか

子どもたちは学校にいるだけで、どれだけストレスだったかと改めて思いました。

 

 

自由かつ効率的に学べる

 

ホームスクールの最大のメリットだと思います。

何の制限もなく、何をするにも自由です。

朝の会、帰りの会、移動、集合、着替え、行事 など全体が揃わないと始まらない、終わらないとうことがありません。

日々のタイムスケジュールは、メンタル・体調・お出かけ などに合わせ柔軟に対応できます。

不登校からホームスクーリングを始めた場合、最初のうちはメンタルが安定しないと思います。

我が家も、最初のうちは一日中ゲームや外遊びをしたりして、好きなように過ごしていました。

それから少しずつ勉強を始めていきました。

今でも今日は調子が出ない、というときは無理をせず勉強なしにしています。

また、前項で気づいた子ども一人ひとりに合ったやり方が実践できます。

 

はれたゆか

集中的に効率よく勉強できるので、我が家では午前中だけの勉強時間で十分だと感じました。

 

 

好きを伸ばし、苦手も楽しく学ぶ

 

せっかくなら好きなことは気が済むまで、とことんさせてあげたいし、苦手なことも楽しく学ぶことで苦手意識をなくしてあげたいですよね。

ホームスクーリングなら一人ひとりの得意・不得意に合わせて時間割を組むことができます。

兄妹それぞれ、得意なこと、好きなことが違うので、家庭科・図工・体育などは好みに応じて長く時間を取っています。

得意な科目は、私が常についていなくても、一人で勉強できています。

学年のくくりもないので、算数が好きな子は次の学年に進んでいました。

逆に苦手な科目は集中力が続かないので、短く済ませたり、下の学年に戻って学び直したりしています。

集団だと、どうしても課題をこなすことが優先されるので、こうした個々への対応ができません。

 

学ぶ力が身に付く

 

ホームスクーリングの様子

 

これまでのメリットで、子どもたちは学ぶことへの認識が変わってきました。

できる事が楽しい、もっと知りたい、進みたいと自然と思っているようです。

ところが、決まった時間、決まった科目、席に座っていなければならない学校では、どうしても勉強させられている。と感じてしまいます。

じっと座っていられない子、集中できない子、内容が分からない子、にとっては苦しい時間です。

それでは「学校=させられる場所」となってしまいます。

ホームスクーリングでは好きなことを掘り下げたり、苦手なことも分かりやすい方法で取り組み、出来るようになっていきます。

学びとは本来、無理に強いられるものではなく、知りたい、調べたい、解きたい、と自ら取り組むものだと思います。

自ら考え、決断し、行動する。そういった学ぶ力がホームスクールでは育ってきます。

 

はれたゆか

我が家では子どもたちが、「今日はこれを多くやりたいから、この科目はここまでやる」と意思表示してくれます。

 

 

ホームスクーリングデメリット

 

ホームスクーリングを始めてみてデメリットと感じたことをご紹介します。

 

自由な分、メリハリが大事

 

ホームスクールをすると、登下校やチャイムなど時間のしばりがありません。

時間割や課題もなく、本当に自由です。

 

その分、自分たちで区切りや休憩を取ることになります。

子どもたちは好きなことに取り組んでいると、ついついそればかりになってしまいます。

 

工作が好きな子は一日中工作していたり。

料理が好きな子はずっと料理していたり。

体育が好きな子は外遊びから帰ってこなかったり。

 

せっかくのホームスクールなので、私はそれでもいいと思っています。

好きなことに思いっきり取り組む日ってワクワクします。

 

ただ、そういった日が毎日にならないように気を付けています。

一日のうち少しでも他の科目を取り入れるとか、次の日は学習系の時間を増やすようにしています。

 

また、お休みの日とホームスクーリングの日のメリハリも大切です。

休み明け、学校に行きたがらないのと同じで、休み明けのホームスクーリングを嫌がります。

だからといってダラダラすごしたくはありません。

 

そんな時は好きなこと(工作・料理・体育など)に先に取り組みます。

そうすると抵抗なくその後の学習に入ることができます。

自由なホームスクリーングですが、一日の時間配分や休日とホームスクリーングの日などメリハリを心掛けるようにしています。

 

親が一緒に過ごす必要がある

 

ホームスクーリングでは生活リズムや学習内容、進行などでどうしても親がつきっきりになります。

 

我が家の子どもは現在小学3年生と6年生です。

学習中ずっとそばについている訳ではなく、自主学習で分からない所を教えたり、苦手な部分だけ一緒に学習しています。

6年生ともなると、朝予定を決めたら、ほとんど自分で進めます。

 

それでも日中ずっと親が家にいなければ、生活リズムや学習リズムはすぐに崩れてしまうだろうなと感じています。

親は子どもと一緒に過ごす時間が長くなり、負担が大きいと思います。

 

はれたゆか

勉強ばかりでは親もしんどいので、カードゲームや料理・工作など一緒に楽しむようにしています。

 

 

社会性が限られる

 

学校では遠足、運動会、音楽会、発表会、社会見学、など様々なイベントがあります。

ホームスクーリングではそういったイベントも自分たちで行うようになり、学校生活より社会性は限られます。

我が家では、習い事で同年代の子たちとの交流と小集団に触れ、家族でのお出かけを通してスポーツや体験が出来るようにしています。

 

はれたゆか

地域でワンコインで体験できる制作や実験などがあり、それらをよく活用しています。

 

 

ホームスクーリングやり方

 

実際にどうやってホームスクーリングをしているのかご紹介します。

 

学校とのやり取り

 

ホームスクーリングを始めるにあたって、担任の先生に伝えました。

担任経由で校長へも話してくれるとのことでした。

数週間試してホームスクーリングを続けられそうだなと思い、給食を止めました。

 

以後は2週間毎くらいで担任から電話があり、子どもと担任が話したり、テストやプリントなどを受け取りに子どもと一緒に放課後の学校へ行っています。

 

タイムテーブル

 

朝:1人ずつ、その日やる事を相談しながら決める

日中:それぞれの課題に取り組む。私は苦手な箇所や分からない所を見て回る。

休憩:散歩をしたり、自転車、外遊びなど自由に休憩

 

教材

 

我が家が主に使っている教材をご紹介します。

ほとんど無料で利用でき本当にありがたいです。

*e-board

*スクールTV

*もりの学校 漢字の成り立ち

*ちびむす

*漢字カード(購入)

*カードゲーム(購入)

*読書(図書館)

 

順に説明していきます。

e-board

動画で講師の方が分かりやすく解説、練習問題もあります。
学校の授業もこれでいいのでは、と思うほどの完成度です。
主に算数・理科・社会で使っています。

 

スクールTV

無料会員登録すると見放題となり、マイキャラクター、ポイントゲット、ランキングなど子どもが意欲的になる仕掛けがあります。
主に算数・理科・社会で使っています。

 

もりの学校 漢字の成り立ち

漢字の成り立ちから完成まで、アニメーションで動きます。
ことばだけよりも視覚的に捉えることができます。
漢字を覚えるのがどうしても苦手な子と一緒に使っています。

 

ちびむすドリル

全学年の全教科のプリントが揃っています。
プリント問題に抵抗のある子には「思考力ひろがるワーク」がおすすめです。

 

漢字カード(購入)

表が絵、裏が漢字になっているカードで、一枚ずつめくり覚えているか確認していきます。
ゲーム感覚でできるので嫌がらずに取り組めます。1~3集まであります。

 

 

 

カードゲーム(購入)

ルールや感情のコントロール、思考力、判断力、などカードゲームをやりながら身につける事ができます。
我が家で特に好評な3点を載せておきます。

 

 

 

読書(図書館)

自分たちで借りに行って読んでいます。

 

ホームスクーリングの教材はこの他にもたくさんあります。

自分に合った教材を選んで学べることは、それだけで子どものストレスを減らし、こどもの出来た!を伸ばすことができます。

ホームスクールの魅力はこの学びの多様性ではないかと思います。

 

はれたゆか

最初はカードゲームで感情が吹き荒れて大変でした。

 

 

まとめ

 

以上、ホームスクリーングのメリット、デメリット、やり方についてご紹介しました。

実際に始めて感じたことは、ホームスクーリングが我が家の子どもには合っていて、メリットだらけだったこと。

デメリットもあるけれど、それらは工夫することでカバーできることです。

 

ホームスクーリングメリット

*子どもの様子が良く分かる

*自由かつ効率的に学べる

*好きを伸ばし、苦手も楽しく学ぶ

*学ぶ力が身に付く

 

ホームスクーリングデメリット

*自由な分、メリハリが大事

*親が一緒に過ごす必要がある

*社会性が限られる

 

4人とも集団を苦手としており、本来もっている力を発揮できず、ストレスとなっていた学校生活。

今はホームスクーリングで楽しくのびのびと学んでいます。

ホームスクーリングを検討していたり、不安がある方の参考になったら嬉しいです。

 

はれたゆか

今はホームスクーリング中ですが、いつかは学校に戻るかもしれない子どもたち。
特に長男は中学は通学を希望しており、就学相談中です。
どうなるのか分かりませんが、また報告できればと思っています。

 

記事タイトル一覧

【自分でできる】薬以外の頭蓋仙骨調整 HSC・発達障害・パニック不安などに

この記事では、HSC・発達障害・パニック・不安・起立性調節などで通院して薬を服用する以外に自分で出来る頭蓋仙骨調整についてご紹介します。   私は現在小学3年生になる三つ子と3才差のお兄ちゃんの子ども4人を子育て中です。 4人それぞれ特性があり、パニックや不安、繊細で敏感、などで集団行動を苦手としています。 ▶ 療育、病院、薬以外に出来ることはないの? ▶ 自宅で自分(親)が出来ることは? ▶ 何でもいいから試してみたい  ...

【簡単】WISC結果の見方と分かること、生活への活かし方

この記事ではWISCとは何か、結果の見方、生活への活かし方をお伝えします。 私は療育センターからすすめられるまでWISC自体知りませんでした。 お恥ずかしながら、長男2回、三つ子1回ずつ、計5回受けて、やっとWISCのありがたさが分かりました。 以前の私は WISCって何? WISC受けるとどうなるの? WISC受けたけど見方が良く分からない WISCの結果から何をしたらいいの?   と思っていました。 解説を調べようと思っても難しい専門用語ばかりで分かりずらかったり、読む気が失せたり。...

【みんなちがっていい】4人兄妹それぞれの特性、不登校やホームスクーリング経緯

この記事では我が家の子どもたちのタイプや経緯が分かります。 発達障害や不登校には様々なタイプや原因があり、対策や解決策も十人十色。 我が家で取り組んだことが全ての子どもに当てはまる訳ではないと思います。 でもお子さんが同じような特性・性格・状態であれば同じ対策が参考になるかもしれないと思い、我が家の子どもたちの特性や経緯を書くことにしました。   不登校や子育てに正解はなく、我が家はまだまだ道半ばです。     ***もくじ***...

Pin It on Pinterest